自治会の活動について

1、自治会ってなあに?

町内自治会は、同じ地域に住む人たちにより自主的に組織され、日常生活の中で発生する地域の課題をお互いに協力し合って解決し、豊かで住みよい地域をつくるために地域の特色を活かした様々な活動を行っている団体です。
熊本市では、町内会制度、町内嘱託員制度などを経て、昭和42 年4 月に現在の町内自治会が発足、平成28 年4 月時点で914 の町内自治会があり、全世帯の86%に相当する約27万世帯が加入しています。

2、自治会ってなにしてるの?

環境美化運動

ごみの出し方や地域内の清掃活動を通じて、自分達が住んでいる地域を美しく保つために、以下のような活動を行っています。

ごみステーションの維持管理、整理整頓
ごみステーションの新設や移設に関する届出や、清掃などの維持管理を自治会が行っています。また、分別がきちんとされているのか、指定日にきちんと出されているか、自治会のみなさまが整理整頓をされています。
ごみの出し方の周知
ごみステーションへの看板の掲出やごみ分別パンフレットの配布などを自治会で行っています。
地域清掃の実施
自治会員が地域の道路や公園、日ごろ利用しているごみステーションを清潔にする地域清掃を行っています。
公園の清掃や景観美化活動
公園の清掃や、道路の清掃、広場の花壇づくりなどを行っています。

広報活動

地域の皆さんに必要な地域活動や市役所をはじめとする行政機関からの情報をお知らせするために、以下の活動を行っています。

回覧板の作成や情報の周知
防犯たよりや、地域のお祭りの案内、様々な情報を回覧板でお知らせしています。
自治会掲示板の設置・維持管理
各地域へ必要な情報をお知らせするポスターなどを掲出する掲示板を自治会または熊本市が設置し、自治会で管理しています。
五福校区ふれあい「自治協だより」の作成
五福校区の年間行事の情報や、地域団体の取り組みをお伝えするため、年2回自治協だよりを発行しています。

防災活動

地震や火災、風水害などの災害が発生した場合に備えるために、以下の活動を行っています。

自主防災組織の設置
災害時に活動する自主防災組織を多くの自治会で組織しています。この自主防災組織は、初期消火や避難誘導、炊き出しなどの防災訓練や防災物資の備蓄をするなど、有事の際に備えています。
避難所運営協議会の設置
大規模災害が発生したときは、小中学校等が避難所として開設され、日常生活が困難となる被災者の拠点となります。この避難所を少しでも円滑に運営できるように、自治会や学校長、避難所担当職員などによる避難所運営協議会の設置に向けて、平常時から避難所運営に関する協議を進めていきます。
災害時要援護者支援
一人暮らしの高齢者や障害者などの災害時要援護者を把握し、災害時の安否確認活動を行う自治会もあります。

防犯・交通安全活動

空き巣やひったくり、つきまといなどの犯罪防止や子どもたちの交通安全といった地域の安全・安心を確保するために、以下の活動を行っています。

まちの危険箇所の点検
カーブミラーが曲がっていないか、街灯が切れていないか、暗い通りがないか、消火栓の上に車やものが置いてないかなど、安全・安心なまちにつながる点検を行い、行政などにつないでいます。
防犯灯の設置、維持管理
自治会では、夜間の歩道を明るく照らす防犯灯を設置しています。また、電気料の支払いや防犯灯の電球が切れた場合の電球の交換もしています。
防犯パトロール
夜間パトロールや青色回転灯を装備した車両(青パト)を利用したパトロールなど、自治会、地域ごとに特色のある防犯パトロールを行っています。
児童登下校時の見守り
登下校時間に合わせ、通学路に立って児童の見守り活動をしています。
防犯・交通安全キャンペーンの協力
警察署や行政、防犯協会、交通安全協会などが行うパトロールや啓発活動に協力しています。

親睦・ふれあい活動

地域にお住まいの皆さんが繋がりを持ち、楽 しく過ごすために、以下の活動を行っています。

親睦事業の実施
ふるさとまつりや夏まつり、どんど焼き、レクリエーション大会、運動会など地域の方々が触れ合うことができる場づくりを行っています。
活動団体の支援
自治会区域内に組織されている子ども会や老人クラブなどの活動団体を支援しています。

地域福祉活動

高齢者や子ども、障害者の方々にとって住 みやすい地域とするため、以下の活動を行っています。

募金などへの協力
各種募金活動や啓発活動に協力しています。
福祉活動の支援
民生委員・児童委員やボランティアが行う「いきいきサロン」などへ、地域公民館などを貸し出し、活動の場の提供を行うなど福祉活動を支援しています。

自治会運営活動

ごみステーションや街灯の維持管理など自治会の活動にはお金がかかります。そこで、町内会費として1世帯単位ごとに集金のお願いをし、集まった会費は自治会長と会計担当で管理を行っています。年度ごとに総会を開催し収支報告も行います。